集団生活型の支援機関について

民間の事業者で、ひきこもりの就労支援として寮や宿舎で集団生活をさせ、プログラムを受けさせるサービスがあります。

 

集団生活が好きで、困難なことは専ら気合と根性で乗り越えるタイプの方なら効果が上がる可能性もありますが、より深く傷付いて再起に時間を要する恐れもあります。 


残念ながらこの業態の事業者については、魑魅魍魎が多数跋扈している状態のようで、インターネット検索でも常時複数の、聞きなれない事業者名が上がってきます。 


良い事業者と悪い事業者があるのか、見分けられるのか、といったことについては、ひきこもり経験の長い筆者からしても、なかなか見当がつきません。 


ただ、自分のペースでひきこもり状態から脱出するということは、脱出後の生活と精神状態を盤石にするのに非常に重要だったと思っているので、こういった支援機関に収容されなかった自分は、非常に幸運だったと思います。 


最近この手合いの事業者はトラブルが多いので、あまりおすすめしません。 


利用料金も高額なので、そのお金で臨床心理士によるカウンセリングとデイケアを受けたほうが確実で効率的だと思います。

帰ってきたひきこもり

不登校・留年・中退・長期ひきこもりを経て、35歳で準公務員に受かり、二児の父になったはなし。