図書館に行く

地元に図書館があると、何かと便利です。


僕は、厳密に言えば図書館ではありませんが、公民館と図書館が合築している小さめの施設に通っていました。ちなみにいまは「市民センター」という名称になっているようでした。


多くの場合、地方かつ郊外の図書館の蔵書は古く、あまり役に立ちません。


図書館での目的は蔵書ではなく空間です。

家族のいる空間を離れ、落ち着いた気分で過ごすことができるというだけで、図書館は非常に意味のある存在です。


特に、自習室や自習用の机があると最高です。

「勉強しています!」という空気を出しながら図書館のデスクで書物をしたりしていると、「そこにいても良い」という許された感覚を味わうことができます。


僕は図書館の自習室では、裏紙やメモ帳とペンを持っていって、困っていることを書き出したり、やりたいこと、欲しいもののリストアップをしたりしていました。


家にいると、家族から感じる圧迫感で思考の幅が狭まることもあります。

図書館の自習室では、自宅で思いつかないようなアイデアや、掘り起こせない本当の気持ちなどを書き出して、整理することができました。

帰ってきたひきこもり

不登校・留年・中退・長期ひきこもりを経て、35歳で準公務員に受かり、二児の父になったはなし。