応募書類を出す

企業への応募に先立ち、まず応募書類を作成しましょう。

自作する応募書類は3枚。履歴書・職務経歴書・送付状です。


これらに加え、支援機関が携わっている場合はそこからの紹介状を同封してして提出します。


ちなみに応募書類は筆者もかなり苦労し、また何十社にも送ったのでそれなりに気づきも多いのですが、長くなってしまうので所々別記事に譲ります。


まず一番馴染のある履歴書についてです。様式はいろいろとありますが、JIS規格のものが一番無難なので、特段の事情がなければこれを使います。


筆者もかつてやっていた、「表計算ソフト等で自作する」という方法もありますが、これも長短があるのであまり強くお勧めはできません。


大量に用意してから手書きで作成し、前項の記事で述べた「本気写真」を貼りましょう。


(関連記事→履歴書作成について


次に「職務経歴書」です。

アルバイト応募や新卒就活では使わないため、初めて職務経歴書を作成することになる方も多いと思います。

履歴書さえあれば応募は可能な場合が多いですが、就活を有利に進めるため、作成しましょう。

一般的には正社員→正社員の転職、キャリアアップにおいて能力・経験をアピールする書類であり、オフェンスのツールです。


しかし、ひきこもり当事者・経験者の場合履歴書に書ける内容が乏しかったり、空白が目立ったりするため、ここではそこを補うディフェンスも兼ねて作りましょう。

(関連記事→職務経歴書の作成)


最後に添え状です。

これは必須のものではなく、エチケットやマナーといった類のものに近いと思います。


特に大きな組織では、人事課の中でも実際に選考に携わらない若手やパートさんが、応募書類を郵便局から受け取ったタイミングや、選考作業前に書類をまとめるタイミングで捨てられてしまうこともあるので、選考担当者の目に触れない可能性も高い書類です。


ただ、時にはそのまま採用担当者に回されることもあるかもしれませんし、応募に際しては関係各所に極力丁寧な印象を与えておきたいので、年のためとして入れておくといいと思います。


これら4点を、できれば新品の透明クリアファイルに入れたうえで、さらに角型2号封筒に入れて宛名書きし、提出します。


封筒の宛名書きについてですが、流石に採用担当者も外封筒まではあまり見ることはないので、丁寧に書いてあればさほど達筆でなくても問題ないとは思います。

帰ってきたひきこもり

不登校・留年・中退・長期ひきこもりを経て、35歳で準公務員に受かり、二児の父になったはなし。