アルバイトを始める

晴れて、どこかにアルバイトが決まったとします。

まずは初日、緊張しますが、とりあえず挨拶から始めましょう。

持ち場についたら、「今日からアルバイトで入ります、◯◯です!よろしくお願いします!」と、大きめの声で挨拶しましょう。


長くひきこもり状態が続くと、人との会話のしかたを忘れてしまい、人と対面しても何を言っていいか分からず、頭が真っ白になってしまうことがあります。

なので、とりあえず何も考えなくても出てくる「こんにちは!」「おはようございます!」といった挨拶言葉だけでもはっきりと大きめの声で発語することから始めるのがおすすめです。 


「ありがとうございます!」「すいません!」などの感謝・謝罪のときもハキハキ言いましょう。

それ以外は多少ボソボソでも構いません。


最初に「ちゃんとお礼や挨拶ができる人だな」と思われるのと、「この人大丈夫かな....」と思われるのでは、案外その後の居心地が変わってきますので、ここは大切です。 


正しい発語よりは元気の良さのほうを優先したほうがいいので、場合によっては「こんちは!」「すません!」といった言い方もアリです。


初めてや久しぶりのアルバイトの場合は、実際の入職前に自室で最低限の挨拶言葉を声出ししたりしておくと良いと思います。 

小中学校のときの挨拶運動の自主トレ版です。


バイト~現職で筆者がよく使っている言葉は、以下のとおりです。

おはようございます。こんちは。お先失礼します。ありがとうございます。すません。了解です。承知しました。失礼しました。

この8語くらいが元気よく言えたら、どんな職場でもまぁまず好印象なのではないでしょうか?

これを元気よく言うのもまだ厳しいな....という場合には、とりあえず返事や相槌のときの「はい!」だけ元気よくしてみるのが近道です。 


仕事が始まったら、教えてもらったこと、伝えられた指示のメモを取りましょう。 

メモ帳はA6サイズで樹脂製の表紙が付いているタイプがおすすめです。

このメモ帳をお尻のポケットに常時入れておいき、随時取り出してメモを取り、見直します。 

A6サイズなら、だいたいのズボンのお尻のポケットに収納可能で、樹脂製の表紙が付いていれば汗をかいたりそのまま座ったりしてもぐちゃぐちゃになりにくいです。  


新人にいろいろ教えてくれて、世話を焼いてくれる人もいます。

最初は特に、「ありがとうございます」を頻発しましょう。  


初勤務が終わったら、他の発語より少し大きめな声で「お先に失礼します!」と挨拶して帰りましょう。 

「あの新人さんいないと思ったら、いつの間にか帰ってた」だと印象が悪いですし、翌日出勤したとき注意を受けますので、多少大きな声で退勤したことが分かるように挨拶して帰りましょう。 

「お疲れ様」といってくれる人もいれば、黙って仕事を続ける人もいますが、退勤することがわかればいいので、そこはあまり気にしなくても大丈夫です。 

お疲れさまでした。

帰ってきたひきこもり

不登校・留年・中退・長期ひきこもりを経て、35歳で準公務員に受かり、二児の父になったはなし。