睡眠を整える

ひきこもり状態が続くと、昼夜逆転の生活になりがちです。

しかし、睡眠の失調は、副次的に多くの体調&メンタルの不調を引き起こします。

睡眠の適正化は、生活改善の第一歩です。


眠くならなければ、医師の指導のもとで睡眠薬を使用してでも、必ず適正な睡眠を確保してください。


睡眠薬には、導入に強いタイプや熟眠に強いタイプなど、様々なものがあります。

医師と相談しながら、複数の薬の併用も含めて調整していきましょう。

ちなみに、私のかつての主治医や、担当してくださっていた薬剤師は、睡眠導入作用の強さのことを「切れ味」と呼んでいました(笑)

非常にしっくりくる表現だと思います。


「この処方の薬さえあれば、私は睡眠に一切の不安がない」と自信を持って言い切れるくらいの状態まで、妥協せずに調整します。

睡眠薬を使用してでも、睡眠の安定が図れれば、睡眠以外の日常生活も少し安定します。


目安ですが、22時には寝て、翌朝6時か7時くらいに起きる習慣を身につけると良いです。

しばらく維持できると、昼夜逆転のときより頭がすっきりしたり、身体のだるさが減ったりします。

規律ではなく、あくまで習慣づけ・心がけなので、少しくらい睡眠が乱れても落ち込んだり自責したりしないでください。


また、睡眠中は当然意識がなく、使用中の不快感や副作用を感じにくいので、日中に使用する他のトランキライザーの調整よりは簡単です。

帰ってきたひきこもり

不登校・留年・中退・長期ひきこもりを経て、35歳で準公務員に受かり、二児の父になったはなし。