本気写真を撮る

アルバイトが軌道に乗ってしばらくしたら、いよいよ正社員や公務員を狙いましょう。

就職活動の始まりです。


手始めに、写真を撮ります。

書類選考を突破しなければ実際に顔を見せたり話をしたりして印象を与えることはできませんから、外見上の印象については100%写真任せになります。


アルバイトの証明写真はスピード写真で構いませんが、就職活動ではスタジオで撮影したものを使用することをおすすめします。

スピード写真は「よく撮れているかどうか」を判断する指標が自分の主観しかありません。

自分では好印象な写真が撮れたと思っていても、採用担当者が好印象を持たなければ意味がありません。

採用担当者は何十人、何百人もの証明写真を見るので、写真に対して持つ印象の判断は相対的かつ厳しめのものになります。

自分の写真だけを見比べて良いと選んだ写真であっても、多くの他の応募者の写真と比べられることで「だらしない」「覇気がない」「不潔そうだ」と言った印象を持たれるかもしれません。


好例となりうるかよく分かりませんが、以前筆者が旧友数人と食事に行ったときに写真を撮りました。

自分では「手持ちの中では一番パリッとした一張羅だ」と思った服装で行ったのですが、他の仲間が大手企業のサラリーマンで、かつ仕事帰りだったこともあってか、後で見ると筆者ひとりだけひどくヨレヨレの格好で写っていて愕然としたことがありました。


自分の写真だけを見比べても相対的な評価は見えてきませんから、ここでは同じように何百人もの就職希望者や就活生を撮影してきたプロのカメラマンの経験と知識と技術に頼るのが近道です。

スピード写真と比べると幾分値が張りますが、最近は撮影した写真をデジタルデータでくれるスタジオが多いので、焼き増しすれば1枚ずつの単価は下がります。


今後何十社も写真を送ることになるかもしれませんが、その全社にプロ仕様の写真を送るか、ムラがあって評価が不明な写真を送るかでは結果に影響が出てきますので、勝率の底上げという点からも、スタジオでの撮影をおすすめしたいところです。

帰ってきたひきこもり

不登校・留年・中退・長期ひきこもりを経て、35歳で準公務員に受かり、二児の父になったはなし。